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通信で使ってはいけない文字 について



 日本国内においても、多数の方々がいろんな OS や機種を使って、ホームページ閲覧やメール通信をしていますね。
 多くの場合、文字でやり取りしていますが、ある文字を使用すると、相手が使用している機種・OS によっては意味不明の文字となりコミュニケーションが取れない場合があります。
 大切な情報でも、相手の機種で正常に表示されなければ意味がありませんよね。

 ここでは、ホームページやメールなどで、使用を避けるべき文字についてご紹介します。
 この「使用を避けるべき文字」を一般的に「機種依存文字」と呼んでいます。

機種依存文字 とは?

 機種依存文字とは、このようなものです。
  1. 特定機種にのみ存在する文字。
  2. 特定の OS に依存する文字。

基本的に半角英字や全角日本語(ひらがな・カタカナ・漢字)はどれもOKですが、全角の特殊記号などにはその機種固有の文字があったりします。
このような、その機種固有の文字のことを「機種依存文字」と言います。


機種依存文字を使用すると・・・・・

 機種特有の色々な文字や記号を使いまくると、自分の Windows マシンでは読めた文字が、友達の Mac マシンでは読めないことが多いです。

では、機種依存文字を使うと、実際どのようになるか見てみましょう。

例えば、 Windows マシンでこのような文字を入力してみます。
  ちなみに全部、Windows 固有の機種依存文字です。

これを Mac マシンで受け取って読むと、こう表示されます。

全然違う文字に表示されたり、まったく表示されなかったりします。
これでは受け取る側は非常に困りますよね。

インターネットなどの通信の世界では、誰がどんな機種 (OS) でネットワークに参加しているか分からないわけですから、その配慮を欠かすことは出来ません。

そこで、あらかじめ機種依存文字を覚えておいて、それを使わないようにする予防策が必要です。


どの機種・OS でも使える文字

インターネットなどの通信で、安心して使用できる文字・記号をご紹介します。
相手も正常に読める文字・記号です。
  • 半角英数・記号。 (例:123,ABC,abc,!"#$%....)
  • 全角英数・記号。 (例:123ABC!@#)
  • 全角ひらがな・カタカナ。 (例:あいうえおアイウエオ)
  • ほぼ全ての漢字。 ただし、一部例外あり。
  • 全角記号文字。ただし下図に表示されている記号文字のみ。


通信での使用を避けるべき文字・記号

ホームページやメールなどで使用を避けるべき文字、つまり機種依存文字をここで紹介します。
  • 半角カタカナ

     半角カギ括弧・半角濁点・半角半濁点・半角長音符・半角句読点・半角中点も含みます。

  • 丸付き文字・ローマ数字・単位記号など


  • NEC 2バイト半角文字・罫線 (NEC PC-9801/9821 シリーズ固有)

     見た目は、半角なんだけど実は全角(2バイト)な文字・記号なのです。

  • NEC 特殊罫線・NEC 特殊記号 (NEC PC-9801/9821 シリーズ固有)


  • Macintosh (Mac) 固有文字


  • Macintosh (Mac) 固有文字(半角)

     ウムラウトや半角モードで、Ctrl や Option キーを押しながらキーを打つと出る半角文字記号。

  • i-mode などの携帯メールの絵文字
     ただし、同一の携帯電話会社どうし間の通信ならば差し支えありません。

  • 外字
     機種依存文字ではありませんが、他のマシンでは表示できません。
     ただし、画像にして表示させる場合は問題ありません。
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