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デジタル音声 ろゆっく版



 自然にあるものは、すべて断続的に時間経過と共に少しずつ変化しています。例えば、季節の変化、昼夜の変化、音の変化などなど。
 このように途切れることなく断続的なものを「アナログ」といいます。時計で説明すれば判りやすいかもしれませんね。時計針が回転していく時計を「アナログ時計」、時間を数字で表示する時計を「デジタル時計」といいますね。


 音は、空気が振動することによって発生します。振動の波があるということですね。
 カセットテープやアナログレコードなどは、音の振動をそのまま断続的に電気信号に変換して記録(録音)しています。再生時は記録された信号(磁気や振動など)を断続的に電気信号として増幅して、スピーカーを鳴らしています。
 このように断続的に信号を記録・再生をする方式をアナログ方式と言い、その信号をアナログ信号と言います。
下の図の左側のようなイメージです。


 一方、音の信号を短時間ずつに区切って記録する方式をデジタル方式といい、その信号をデジタル信号といいます。上の図の右側のように短時間ずつに区切って信号にしています。
 音楽CDの場合は、音声信号を1秒に 44100 回( 1/44100 秒ずつ)区切って、信号を記録しています。再生時は区切って記録した電気信号を復元して再生しているのです。

 音声信号を1秒間に区切る回数のことを「サンプリング周波数」「サンプリングレート」といいます。音楽CD のように 44100 回区切るサンプリング周波数は 44.1KHz(44.1キロヘルツ)です。このサンプリング周波数が高いほど音質は良くて、サンプリング周波数が低いほど音質は落ちます。言い換えれば、サンプリング周波数が高いほど、原音に近いということですね。

 音質は良いことが望ましいですが、サンプリング周波数が高くなれば、音質が良くなると同時に、信号のデータ量も大きくなります。
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