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Windows XP へのアップグレードの注意事項



Windows XP にアップグレートできるOS

現在パソコンで使っている OS が Windows XP にアップグレードできるかは、下記の表で確認してください。


使用中のOS Windows XP
Home Edition
Windows XP
Professional
Windows 3.1 × ×
Windows 95 × ×
Windows 98 / 98 SE
Windows Me
Windows NT 3.51 × ×
Windows NT 4.0 ×
Windows 2000 Professional ×
Windows XP Home Edition -
Windows XP Professional × -

○ : アップグレート可能
× : アップグレート不可能

《注意》
  • Windows 3.1 / 95 等は Windows 98 / 98 SE / Meに一旦アップグレートすることにより、Windows XP にアップグレートできます。

  • Windows NT 3.51 は Windows NT 4.0 (ServicePack 5 以上を適用) 等に一旦アップグレートすることにより、Windows XP にアップグレートできます。


Windows XP 動作環境

Windows XP が動作可能な機種は、下記の動作条件を満たしていることが必要です。

※ PC-9800/9821 シリーズでは Windows XP をご利用できません。

Windows XP Professional / Windows XP Home Edition

CPU

300MHz以上のCPUを推奨
 (Professionalは2個、Home Editionは1個までの
  CPUを搭載したシステムに対応)

必要メモリ

128MB以上のメモリ搭載を推奨
 (注意:96MB以下の場合、一部の機能に制限があります)

必要HD容量

1.5GB以上の空き領域。

ディスプレイ

VGA 以上の解像度のディスプレイモニタ。

その他
必要機器

キーボード、マウスその他のポインティングデバイス、
CD-ROM または CD-R/RW または DVD-ROM ドライブ
  • 基本動作条件 (システム要件) については、マイクロソフト社にお問い合わせください。

  • 基本動作条件を満たしていない機種は、Windows XP をご利用できません。
    2001年後半以降出荷の機種で Windows XP が利用可能かどうかは、購入された機種本体に添付のマニュアルをご参照ください。

  • 動作環境を満たしている機種であっても、標準搭載デバイスや増設機器、周辺機器、インストールソフトウェアが Windows XP ではご利用できない場合がありますのでご注意ください。
    周辺機器、ソフトウェア製品の Windows XP 対応状況につきましては各メーカーにて確認してください。

  • BIOS のアップデートが必要な場合があります。
    機種またはマザーボード型番をもとに各メーカーにて確認しましょう。


Windows XP のライセンス認証

Windows XP は不正使用の防止対策として、ライセンス認証(アクティベーション)が必要となりました。
ただし、大口顧客向けボリュームライセンスの CD-ROM およびプロダクトキーを使った場合は、ライセンス認証は不要です。

不正使用とは、違法コピーの使用、1枚の CD-ROM で複数のパソコンへのセットアップする、ことを意味します。

Windows XP は アクティベーションが完了するまで定期的にアクティベーションを促します。
ここでアクティベーションの実行を選択すると、インターネット経由でアクティベーションするか、電話経由でアクティベーションするかを選択できます。
最長で30日以内にアクティベーションを行わないと、Windows XP がロックされて使用できなくなることがあります。


再アクティベーションが必要なケース
  1. 以下のハードウェア構成が変更されると別の PC にセットアップしたと解釈され、再アクティベーションを求められることがあります。

    • ディスプレイ アダプタ
    • SCSI アダプタ
    • IDE アダプタ (IDE コントローラ)
    • LAN アダプタの MAC アドレス
    • メインメモリーのサイズ(容量)
    • CPU のタイプ
    • CPU のシリアル番号 (Processor Serial Number)
    • HDD のタイプ
    • HDD のシリアル番号
    • CD-ROM/CD-R/DVD-ROM などのタイプ

  2. マザーボード(メインボード)を交換したとき。

  3. ハードディスクをフォーマットして、Windows XP を再インストールする場合。

  4. 同一ハードウェアへの再インストールの場合。
    初回アクティベーションと同じプロセスで認証が完了します。


Windows XP SP1 からはさらに厳格なアクティベーションを導入

SP1 を導入することによって、
  1. アクティベートを行ったユーザーでないとWindows Updateを利用できないようになる。
  2. ハードウェア変更を行った際の再アクティベート期間の延長(最大3日に延長)
  3. ボリュームライセンスキー(Volume license key : VLK)を利用して無人インストールを行う際には、
    VLKの暗号化が可能になる。
などの変更が行われた。

また、著作権侵害者への対応については、これまでに出回ってしまっている不正なプロダクトIDの使用を止めるため、SP1のインストール時には、OSインストール時に入力したプロダクトキーが求められるほか、インターネットによるアクティベートは、そのプロダクトキーが疑わしいものであった場合、OS側が電話によるアクティベートを行うよう判断するなどの変更が行われている。

また、SP1を導入することにより、不正な操作によってアクティベーション回避措置がとられてしまったWindows XPのアクティベーション機能を回復させることができる。


Windows XP のライセンス認証の廃止 (2005年3月15日)

プロダクトキーを盗んで使われていることに対策してということだそうです。
パソコンショップで本体裏面にあるシールを撮影してプロダクトキーを盗むケースもあるとか。

マイクロソフト株式会社は、Windows XP ユーザー向けの特典提供プログラム、Windows Genuine Advantage Program (以下 WGA プログラム)の日本国内における試験運用を 2005年3月15日から開始することを発表しました。

WGAプログラムは、Windows XP のライセンスが正規であることを確認することにより、Windows XP を使用しているユーザーに対してプレミアムソフトウエアを無償提供するなど Windows XP に付与される特典を提供し、そのソフトウエアが提供する価値を享受していただくための正規 Windows 推奨プログラムです。

今後 Windows XP を使用しているユーザーは、WGA プログラムに参加することにより、アップデートへの容易なアクセスや特典ソフトウエアの入手などの利点が得られるほか、誤って偽造ソフトウエアを使用するリスクを回避できます。

WGA プログラムの試験運用期間は、ユーザーの WGA プログラムへの参加は任意であり、参加の有無に関わらずマイクロソフト ダウンロードセンターからのダウンロードが可能です。また、Windows Update やセキュリティ更新プログラムなど、重要度の高い更新は WGA プログラムの試験導入の対象外であり、ユーザーへの影響はありません。
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