【パソコンの簡単にできるメンテナンス方法】
ここでは、パソコンの簡単にできるメンテナンス方法を案内します。
Windows にはパソコンの調子を整える機能がいくつかあります。
なかでも、利用度が高く、簡単に使える機能を紹介します。
- スキャンディスク とは?
- デフラグ とは?
- ディスククリーンアップ とは?
1.スキャンディスク
■ スキャンディスクとは
- ハードディスクに保存されたファイルやフォルダのチェック、ハードディスクそのもののチェックを行うプログラムです。
障害を検索し、修復可能なものは修復することができます。
■ こんなときにスキャンディスクは利用します
- Windows が正常に終了しなかったとき。
何らかの理由でいきなり電源を切って終了させた場合などに、Windowsのファイルが壊れてしまうことがあります。
このようなときにスキャンディスクを利用すると、壊れたファイルを修復してくることがあります。
ただし、必ずスキャンディスクで修復されるとは限らないので注意が必要です。
- 頻繁にフリーズしてしまうとき。
Windows が使用しているファイルが壊れていると、パソコンは不安定になります。
このような場合もスキャンディスクで破損したファイルを修復することで、動作が安定することがあります。
また、頻繁にフリーズするようならば、チェック方法を「完全」で実行してください。
■ スキャンディスクについて
- スキャンディスクを利用する理由。
元々、ハードディスクは消耗品です。ハードディスクは磁気を利用しているため磁力が弱くなると、記録されているファイルの破損やファイルの読み書きができなくなることがあります。
また、ハードディスクが動作しているときにパソコンがフリーズすると、ハードディスクの一部が破損することもあります。
スキャンディスクはそのようなハードディスクのトラブルに対するプログラムです。
ハードディスクの破損した部分をアクセスしないようにしたり、壊れかけたファイルの修復を行います。
Windowsが不安定と感じたときは、まずはスキャンディスクを利用してくださいね。
- スキャンディスクの「標準」と「完全」の違いについて。
「標準」はハードディスク内のファイルやフォルダの障害をチェックします。
「完全」はハードディスク自体の障害まで、細かくチェックします。
通常では「標準」で実行し、エラーが表示するようであれば、「完全」で実行してください。
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2.デフラグ
■ デフラグとは
- ディスク上のファイルの配置を整理するプログラムです。
アクセス効率を上げファイルへのアクセス動作のスピードアップを行えます。
■ こんなときにデフラグは利用します
- ファイルへのアクセスや、Windowsの動作が遅く感じたとき。
ファイルの保存や削除を繰り返していくと、ハードディスク内のファイルの配置が徐々にばらばら(断片化)となってきます。
ひどくなると、ファイルへのアクセススピードがダウンしてきます。
以前の動作と比べて遅く感じたときはデフラグを利用してください。
■ デフラグについて
- デフラグが必要な理由。
ハードディスクにはさまざまなファイルが保存されています。
ファイルはアイコンとしては1つでも、実際は保存や削除を繰り返しているうちに、ハードディスクの各所に散らばって保存されてしまいます。
ファイルが散らばって保存されていると、それだけ読み書きにかかる時間が長くなります。
デフラグは散らばって保存されているファイルを整理整頓し、読み書きをスムーズにしてくれます。
詳しくは、「デフラグをしよう」をご覧ください。
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3.ディスククリーンアップ
■ ディスククリーンアップとは
- ハードディスクに保存されている不要なファイルを安全に削除するプログラムです。
ハードディスクの空き容量を増やすことができます。
※ Windows 95 には「ディスククリーンアップ」の機能はありません。
■ こんなときにディスククリーンアップは利用します
- ハードディスクの空き容量が減ってきたとき。
ハードディスクの空き容量が減ってくると、Windows の動作が不安定になってきます。
Windows がセットアップされている領域の空き容量が 500MB を下回るようであれば注意してください。
- デフラグを実行する前。
不要なファイルを残したままデフラグを実行すれば、不要なファイルまでハードディスクに整理されてしまいます。
デフラグの実行に余計な時間がかかってしまいます。
■ ディスククリーンアップについて
- ディスククリーンアップの削除項目は利用しているパソコン環境によって違っています。
ディスククリーンアップの削除項目はWindowsが自動的に調べて表示しているため、利用しているパソコンの環境により違いが生じます。
また、「削除するファイル」に表示される項目は、削除してもよい項目なので表示に違いがあったとしても問題はありません。
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